協同組合経営セミナーレポート…その1

開催日:2014年5月23日(金)

印刷

補助金・助成金に対して協同組合ができることは?

多くの協同組合からご好評をいただいたセミナー当日の概要をご紹介します。
セミナーは2部構成で行い、第1部は黒田社会保険労務士事務所の黒田亨先生による、「組合員の利益に直結する『助成金・補助金』の活用法」についての解説。 第2部はM&Kコンサルタンツより、「組合員が喜ぶ協同組合への変貌」と題し、皆様にお話いたしました。
第1部、「組合員の利益に直結する『助成金・補助金』の活用法」をご紹介いたします。

中小企業では多くの利用可能な助成金・補助金制度があるにもかかわらず、利用されていない。

第1部でお話いただいた黒田先生は、100件以上の企業・団体から相談を受けており、東京都中小企業家同友会渋谷支部の助成金担当をされています。
中小企業では、労働環境の改善や人材の採用・育成を中心とした助成金・補助金制度が用意されていますが、
①情報発信が少ないこと
②申請方法が煩雑であること
③支給要件が毎年改変されてしまうこと など
以上のような理由から、利用が進まない現状があります。

協同組合が情報発信を行うことで、組合員に利益をもたらす。

助成金・補助金の利用が進まない理由は、利用をサポートする組織がないことが考えられます。助成金・補助金に関する情報発信や、申請手続きの支援を協同組合が社労士やコンサルタントと連携して行うことで、組合員の助成金・補助金活用が促進され、組合に対する満足度が上がります。同業者団体であれば、適用条件が類似しているため、組合員間の情報交換も進みやすく、組合活動の活性化も期待できます。

出席者の感想

1. 助成金・補助金の情報収集を積極的に行い、組合員に提供していきたい。
2. 組合員へのサービスとして、助成金・補助金のサポートを積極的に行いたい。