協同組合経営セミナーレポート…その2

組合員が喜ぶ協同組合への変貌

多くの協同組合からご好評をいただいたセミナー当日の概要をご紹介します。
セミナーは2部構成で行い、第1部は黒田社会保険労務士事務所の黒田亨先生による「組合員の利益に直結する『助成金・補助金』の活用法」についての解説。 第2部はM&Kコンサルタンツより「組合員が喜ぶ協同組合への変貌」と題し、皆様にお話いたしました。
今回は第2部「組合員が喜ぶ協同組合への変貌」をご紹介いたします。

「組合員が減少していませんか？組合員にメリットのあるサービスを提供できていますか？」

協同組合などの事業者団体は減少を続けています。その背景には組合員となる中小企業自体の減少もありますが、事業者団体会員へのアンケート調査によると、加入を続けているメリットがないと感じている会員が多いことが分かります。

組合事務局に必要とされる業務とは…

組合員の管理や経理総務などの事務が事務局の主な仕事でしょうか？事務局に本当に必要とされる業務として、
①多様化している組合員ニーズの把握
②組合が置かれた経済環境の分析
③新しい事業計画の提供
が挙げられます。これらの業務には優秀で機動力のある事務局体制の整備が必要となります。
焦点を当てる業務へ注力するために、それ以外の業務についてはアウトソーシングを活用することで効率化を図ることができます。

他団体の取り組み事例から学ぶ

多くの協同組合に不足しているものとして「他団体の取り組み事例」情報が挙げられます。
セミナーでは、複数団体の事例を紹介しました。
それぞれの組合に適した課題の解決策があり、M&Kコンサルタンツでは協同組合とともに課題の洗い出しから解決までお手伝いいたします。

出席者の感想

1. 今後、組合員向けの新規事業など、組合員と協同組合の双方にメリットのある事業を検討したい。
2. 日常の雑務に追われている状態だが、アウトソーシングという発想がなかったので目から鱗だった。
3. 他団体の具体的な事例は今まで聞いたことがなかったので、大変参考になった。