発想の転換とは?組合活性化のポイント

開催日:2018年1月31日(水)

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全国中小企業団体中央会主催「平成29年度全国団体運営研修」の中で講演致しました。

全国中小企業団体中央会主催「2017年度全国団体運営研修」の中で講演致しました。

「組合活性化」と「発想の転換」

発想とは、「①思いつくこと、思いつき ②心に起こった考えをまとまった形にすること」で、その発想された事例の見方を変えることを「発想の転換」といいます。今まで表側から見ていたものを180度変えて裏の方から見てみるような「発想の転換」を行うことによって、同じものが全く別なものに見えるのです。この「発想の転換」を「組合活性化」の課題のヒントに活用できます。

中小企業の現状

日本の企業の約99.7%占める中小企業の数は年々減少しています。
中小企業の経営上の不安要素としては、「販売不振」、「人材の不足・育成難」、「金融動向(金利上昇・調達難)」などが挙げられます。
一方、中小企業の経営基盤の強化に向けて注力する分野としては「新商品開発・新規事業の立ち上げ」、「財務体質の強化」、「人材確保・育成」が挙げられますので、この分野に対する様々なサービスや制度の存在を中小企業は望んでいることになるでしょう。
従って、中小企業=中小企業組合の組合員に対して「このサービスがあるから組合に入会した」「このサービス・制度が自社に必要だから組合は退会しない」という思いにさせるような、組合員のニーズにマッチしたサービスや制度の存在が組合活性化に不可欠であるといえます。

中小企業組合の現状

中小企業組合の組合員数の動向(過去3年間)は減少傾向にあり、中小企業組合の組合事業の実施や組合運営における主な障害・問題点として、「組合員の業況不振」や「組合員の減少」が挙げられます。
一方、組合加入者側にとって組合加入時の期待に対する満足度は「やや満足」が大半であり、所属する組合から受けたい情報提供の内容としては「人材活用・育成」、「新たなノウハウ・技術の導入」「新製品・新商品・新サービスの開発」が挙げられます。

組合活性化のための「発想」のポイント

組合活性化のための発想方法として

①世の中の大きな流れをとらえる →情報ニーズと合わせる
②業界の法律改正タイミング(業界関連の社会問題発生等)→商売拡大チャンス&リスク発生

をポイントに制度を運営している他団体の成功事例をご紹介しました。

主な事例として5つの事例をご紹介いたしましたが、事例のポイントとしては「組合員のニーズに合わせたサービス・制度であるか?」「組合員の役に立っているか?」、つまり組合員が喜んで活用するサービス・制度になっていることがとても重要であると言えます。

(講演内容のご紹介は以上)

 

 

【講演を通じて、弊社がみなさまにご案内したいことは・・・】

組合や団体には各々特有の課題と事情があり、取組手法も千差万別といえます。
そのような中で、組合員のニーズの把握やサービス・制度の発想は、様々な組合・団体の運営成功事例を把握しているM&Kコンサルタンツのような第三者を上手く活用することによって、組合員が喜んで活用するサービス・制度の構築が可能になるといえます。ぜひお気軽にご相談ください。