日本は中小企業が支えている
1964年の東京オリンピックを応援していた当時の子供たちは、
-将来何になりたい?-
と聞かれると、
「大工!」
「プロ野球の選手!」
とどちらかを答えたものです。
どちらもカッコよかった。
女の子の1番は「お嫁さん」だったと思います。
わたしは東京の下町に生まれ育ち、遊んでいた空き地が日々無くなっていくのを感じながら、新築住宅の建築現場でカンナで削られ紙ようになった木材のカンナくずの匂いを嗅ぎ、木片を拾ってチャンバラごっこに興じていました。
町には小さな商店が並び、みんな顔見知りでした。買った品物の賞味期限を気にすることなどなく、そもそも賞味期限の概念はなく、母が臭いで判断していました。
小さな工場はいくつもあり、何を作っていたのか記憶にありませんが、“たくましさ”を感じていたものです。
そしていつか八百屋も魚屋も畳屋も町工場も小さいまま消えていきました。
中小企業に活力を与えたい
それが私たちの思いです。
日本に存在する企業の約99%が中小企業(資本金3億円以下または従業員数300人以下)と言われており、その中小企業の中には長い歴史をもつ、いわゆる「老舗企業」も多く、創業100年を超えている企業は約30,000社あると言われています。
しかし現在、中小企業は減少しそれに伴って事業者団体も減ってきています。
私たちは、事業者団体コンサルタントとして、団体が抱えている課題解決のためのサポートを行い、「この団体に加入していてよかった」という会員の声を聴くことを目指し、事業者団体の発展に微力ながら寄与して参りました。
中小企業に活力を与えるのが事業者団体であり、その事業者団体の活動が活発になるということは会員である中小企業も活性化します。
そしてその業界が発展すれば日本経済に活気を与えられるはずです。
私たちはこのような思いで、事業者団体のみなさまのお力になれるよう活動してまいります。
2019年3月
M&Kコンサルタンツ株式会社
代表取締役 野 村 美 通